月別アーカイブ: 2009年10月

円楽師匠

前のノムさんの、しがみつく、について。
自らの保身のためだとか、純粋にお金のためにしがみついているようにみえないところが惹かれるんだろうなぁ。野球が好きなんだろうし、チャレンジしてる。74歳でチャレンジできるのはすごいことです。

今日は、円楽師匠が亡くなってしまった。正直言って、ここ何年かは厳しい闘病生活だったようなので、近いうちにこういう日が来るのは覚悟してたけど、実際に来てみるとやっぱり寂しいものがある。

円楽師匠が脳梗塞のリハビリの後、高座に復帰した際、得意の「芝浜」をやったんだけど、うまく舌が回らない(あるいはセリフが出てこない)場面があって、そのとき一瞬、円楽師匠がものすごく寂しそうな顔をしていて(少なくとも自分にはそのように見えた)、高座の終了後すぐに引退を表明していた。

千代の富士とか大野豊とかもそうなんだけど、人間が引き際を決めたであろう瞬間にこちらに伝わってくるあのなんとも言えない寂しい感じ、悲しい感じはなんなんだろうか。ともあれ、円楽師匠の引き際は、芸事に携わる人間としては潔い、プロとしての誇りを感じる引き際だったと思う。

ノムさん

ノムさんが楽天イーグルスの采配を取る最後の試合の終了後、囲みの記者会見でノムさんはいつものように悔しがり、愚痴をこぼしていた。

これで現場が最後だと思っていないのだろう。石もて追われるか、この世を去るその日まで現場にこだわり続けるその姿勢を自分は支持する。それに、ノムさんとの別れに感動の涙は似合わないだろうし。

それにしても思うが、果たして自分が将来74歳になったとき、何かについて悔しがることはできるだろうか。何かに必死にしがみつこうと思えるだろうか。