2045 Carnival Folklore

予告編を見ると、役者っぽい人がセリフっぽい言葉をしゃべっているから、なんらかのストーリーに依拠してシーンが展開していきそうな、要するにとにかく「映画」であることは間違いないだろうと、そういう感じがする。だけど、実際本編を見てみると、映画というよりは名づけようのない現象といった具合で、それが良かった。映画館で観るのがもったいないと思った。反面、どういうところでこの作品を観るのがいいんだろうとも。

近未来SFと銘打っているそうだが、明らかにロケ地が現代の横浜だし、登場人物も登場人物であることを放棄する瞬間があって、明確なフィクションというよりも、現実に対するひとつのフィルターとかレイヤーのような、ちょっとしたドキュメンタリーのような印象の方が強く残っている。もちろん、原発事故や偏向報道みたいな現実の出来事が背景にあるから当然なんだろうけど。

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